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ナイトワークや夜職の税金の支払いはアプリで手続きできるって本当?

ナイトワークや夜職の税金の支払いはアプリで手続きできるって本当?

執筆者

姫タックス編集部

記事ライター

姫タックス編集部

夜職に従事する方々、特に夜職やキャバ嬢の税金問題に特化した情報を提供する専門チーム 。確定申告をしていない、または申告内容に不安を抱える夜職従事者に対し、そのリスクと対策を具体的に発信。

ナイトワークや夜職で働いている人の多くは、個人事業主として仕事をしているため、自分で確定申告をして、税金を納めなければなりません。確定申告をするにあたっては確定申告書を作成しなければならず、確定申告は難しいものというイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。しかし、最近では、スマートフォンで確定申告をし、税金を納められるアプリも登場しています。では、ナイトワークや夜職として働く人の場合、アプリで税金の手続きを終えることができるのでしょうか。

今回は、ナイトワークや夜職として働く人が知っておきたい税金の申告に関するアプリのメリットやデメリットについてご説明します。

ナイトワークや夜職の税金

ナイトワークや夜職で働く人も、一定以上のお金を稼いでいれば、税金を納める義務があります。

働き方によって異なる税金の納め方

お店の正社員やアルバイトとして働いている場合は、お店が源泉徴収や年末調整を行ってくれるため、個人が確定申告をして税金を納めるという手続きを踏む必要はありません。しかし、業務委託契約で働いている場合は個人事業主になるため、自分で確定申告をして、税金を納める必要があります。

業務委託契約で税金が天引きされているケースでも確定申告は必要

業務委託契約で働いている方でも、お店から受け取る報酬明細を見ると、税金が引かれているケースが多いでしょう。これは、法律でホステスなどとして働く人に報酬を支払う場合は、報酬から所得税を源泉徴収し、報酬を支給した日の翌月10日までにお店が税金を納めなければならないというルールがあるからです。

したがって、個人事業主としてナイトワークや夜職で働く人も、お店を通じて、所得税と復興特別所得税の納税はしていることになります。しかし、ホステスなどとして働く人に支払う報酬から源泉徴収をする税金の額は、特別な計算方法に則って求められます。そのため、報酬から源泉徴収がされていても、実際に所得にかかる税金の額とは異なるケースがほとんどなのです。

業務委託契約で働いている人が報酬から税金が引かれていても確定申告をしなければならない理由はこの点にあります。

ナイトワークや夜職の税金の手続きに役立つアプリとは

ナイトワークや夜職で働く人が税金を納めるためには、確定申告をしなければなりません。昨今では、スマートフォンがあれば簡単に確定申告を行えるアプリが登場しています。

主な確定申告アプリ

主な確定申告アプリには、次のようなものがあります。

・マネーフォワードクラウド確定申告

・freee会計

・やよいの青色申告オンライン

・やよいの白色申告オンライン

・タックスナップ

これらのアプリの中には、簡単に経費を管理できるレシート取り込み機能や、データを自動的に適切な勘定科目に仕訳する自動仕分け機能などが付加されているものが多く、確定申告についての詳しい知識がなくても、手軽に確定申告書を作れる仕組みになっています。

確定申告をアプリで行う場合の流れ

確定申告アプリを使って税金を納める場合の流れをご紹介します。

1.確定申告アプリを選ぶ

マイナポータルと連携しているアプリであれば、確定申告書の作成だけでなく、提出までアプリを通じて行うことができます。また、中には売上や経費などの入力はアプリでできるものの、確定申告書の作成や送信については、パソコンで行わなければならないものもあります。パソコンも使って操作をした方がやりやすいのか、アプリだけですべてを完結したいのか、自身の希望に合ったアプリを選ぶようにしましょう。

また、無料で利用できるものや無料のお試し期間が設定されているものもありますが、ほとんどのアプリは有料です。アプリを選ぶ際には、料金と機能を比較し、バランスの取れたものを選ぶようにしましょう。

2.必要書類を準備する

確定申告書を作成するにあたっては次のような書類の準備が必要です。

・マイナンバーカード

・報酬金額が分かる明細書など

・経費の額が分かる領収書やレシート

・医療費控除や生命保険料控除などの各種控除に関連する書類

3.アプリをダウンロードし、情報を登録する

自分に合ったアプリが見つかったらスマホにアプリをダウンロードします。ダウンロードが完了したら、準備した書類をもとにお店から受け取った報酬、衣装代や交通費などの経費を登録していきます。

4.確定申告書の送信

必要事項を入力すると、自動的に税額が計算され、確定申告書が作成されます。内容を確認し、問題なければ、マイナンバーカードを読み取り確定申告書を送信します。

アプリを使った確定申告のメリット

アプリを使って確定申告を行う場合、次のようなメリットを得られます。

スマホがあればすき間時間に作業ができる

まず、アプリの最大のメリットは、スマートフォンがあればいつでも作業を進められる点にあります。ナイトワークや夜職の場合、お店から報酬を受け取るタイミングも、1ヶ月単位のケースもあれば、日払い、1週間単位など、お店によってバラバラです。こまめに報酬を受け取ることができれば、働いた分の報酬がすぐ手に入るため、便利なこともありますが、報酬の管理は手間になるでしょう。しかし、アプリをスマホに入れてあれば、時間のあるときに簡単に報酬額を入力できるため、確定申告の作業の負担を軽減することが可能です。

また、銀行振込で報酬が支払われる場合、銀行口座と連携させれば、取引明細を自動で取り込んで仕訳することもでき、入力の手間を大幅に軽減できます。さらに、レシートの取り込み機能があれば、経費について手で入力する必要もありません。

計算ミスが起きる心配がない

確定申告書を自分で作成する場合、1年間の報酬額、経費の額、控除額などを手で計算し、課税所得額と所得税額を計算しなければなりません。1年分のこれらの金額を計算するとなると、ボリュームが多くなるために計算ミスが生じる恐れもあるでしょう。計算ミスが生じると、課税所得額が変わってくるため、税金の額も変わってしまいます。計算のミスにより納める税金の額が少なくなってしまえば、納税額の不足について税務署から指摘を受ける可能性があります。反対に、計算ミスによって課税所得額が高くなり、必要以上に税金を納めてしまう可能性もあるでしょう。

アプリを使った場合、数字の入力さえ間違えなければ、計算は自動的に行われるため計算ミスが起きる心配はありません。

会計や税務の知識がなくても確定申告を行える

確定申告書の作成にあたっては、経理や税務の知識が求められます。全く知識がない場合、勘定科目をどのように選択すればよいのか、どのように記帳をすればよいのかも分からないでしょう。しかし、確定申告アプリの場合、質問に答えていくことで、比較的簡単に申告書を作成することができます。

税務署や郵便局に行くことなく確定申告書を提出できる

ナイトワークや夜職の仕事をしている方の中には、昼間は学校があったり、昼間の仕事があったりという方も多いでしょう。また、遅い時間まで仕事をしていると、なかなか日中の時間を割くことが難しい場合もあるかもしれません。

確定申告書を紙で作成した場合、住所地を管轄する税務署に持参するか、郵送で送付する必要があります。しかし、税務署の開庁時間は平日の午前8時30分から午後5時まで、郵便局の営業時間も午前9時から午後5時までであり、なかなかこの時間に税務署や郵便局に足を運ぶことができない場合もあるのではないでしょうか。

アプリで確定申告を行う場合マイナンバーカードがあれば、土日であっても夜であっても、どこからでも確定申告書を提出できます。確定申告ができる期間は1ヶ月と決められており、期限内に申告するうえで、税務署に足を運ばずに申告書を提出できる点も大きなメリットだといえるでしょう。

65万円の青色申告特別控除額を適用できる

国税庁ではe-Taxによる電子申告を推奨しています。そのため、青色申告の方式で確定申告をした場合、e-Taxで申告を行うと課税所得額から控除できる青色申告特別控除額として、65万円が適用されます。

白色申告を行った場合、青色申告特別控除のような節税につながる仕組みはありません。また、e-Taxを利用せずに複式簿記で期限内に青色申告を行った場合、適用できる青色申告特別控除の額は55万円です。つまり、e-Taxで申告を行うことで、10万円、控除できる額が増え、より高い節税効果を得られるようになります。

ナイトワークや夜職の人がアプリを使って税金の手続きをするデメリット

アプリを使った確定申告にはさまざまなメリットがあります。しかしながら、ナイトワークや夜職の人がアプリを使って確定申告をするうえでは、デメリットがある点にも注意しなければなりません。アプリを使った確定申告のデメリットには次のような点が挙げられます。

マイナンバーカードなどの準備が必要

アプリを使って確定申告をし、e-Taxで確定申告書を提出するためには、マイナンバーカードが必要です。また確定申告アプリのダウンロードのほか、マイナアプリのダウンロードも必要になるなど、事前準備に時間がかかる場合があります。

アプリの利用料が発生する

確定申告アプリの多くは有料です。したがって、アプリを利用する場合は、利用料の負担が発生します。また、スマホの通信が必要になるため、プランによっては既定の通信容量をオーバーしてしまい、追加料金が発生する可能性があります。

経理や税務の知識が全くないとアプリでも手続きが難しい

ナイトワークや夜職で、業務委託契約で働いている場合、お店から受け取った報酬は給与所得ではなく、事業所得として扱わなければなりません。もし、給与所得として扱った場合、給与所得控除などが適用され、税金の額が変わってきてしまいます。

また、経費として計上できる額はすべて経費に計上すれば、その分、課税対象となる所得額が少なくなるため、課される税金の額も少なくなります。しかし、どのような支出を経費として計上することができるのかが分からなければ、正しく経費を計上することができません。経費にできるものを経費として計上しなければ、税金の負担は増えてしまいます。反対に、経費にはできないものまで経費に計上すると、不正に税金の負担を逃れようとしたとして、税務署から指摘を受ける可能性があり、税金の払い過ぎや申告漏れに発展する恐れがあります。つまり、アプリを使う場合でも、ある程度、経理や税務に関する知識は必要になるのです。

ナイトワークや夜職の税金は専門家への相談がおすすめ

ナイトワークや夜職の場合、お店の従業員として働くケースと個人事業主として働くケースがあります。また、個人事業主として働いていても、お店から支払われる報酬からはすでに源泉徴収されている税金がある点にも注意が必要です。確定申告時には源泉徴収額についてもしっかり申告しなければ、必要以上に税金を納めてしまう可能性があります。

税務の専門家である税理士は、ナイトワークや夜職で働く人に代わって確定申告書を作成することが可能です。税理士に依頼をすれば、複雑な確定申告書をミスなく作成できるため、提出後に税務署からの指摘を受ける心配もありません。

また、経費として計上できる範囲についても判断が難しい場合もありますが、税理士であれば、経費に計上できる支出はしっかりと経費として計上し、負担する税金の額を最小限に抑えるような対応も可能です。

ナイトワークや夜職の方は、税金を正しく納めていない人の割合が多く、税務署では厳しい目で確定申告の内容をチェックしています。初めて確定申告をする人や経理や税務についての知識があまりない人などは、アプリの利用ではなく、税理士に相談をした方が安心ではないでしょうか。

まとめ

ナイトワークや夜職の人も税金を支払わなければなりません。業務委託契約で働いている人の場合は、自身で確定申告を行う必要があります。最近では、スマートフォンを使い、比較的簡単に確定申告を行うことができるアプリも登場しています。手作業で確定申告書を作成する必要がないため、アプリを使って税金の手続きを進める人も増加中です。しかし、ナイトワークや夜職の場合、複雑な処理が発生するため、ある程度、経理や税務についての知識がない場合、アプリを使っても正しく税金の計算ができない可能性もあります。

申告漏れや税金の納め過ぎを防ぎ、税務署からの不要な指摘を避けるためにも、確定申告を行う際にはナイトワークや夜職に詳しい税理士への相談をおすすめします。

 

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